薬局を1つにすると何かメリットがあるのか? と聞かれることがあります。
断言します。薬局は1つにまとめたほうがいいのです。
理由は3つあります。
1つ目は、飲み合わせのチェックです。つい先日も「きずな薬局」を利用されている患者さんですが、コレステロールを下げる薬が重複して処方されていることに気づき、病院に連絡をしました。重複で服薬することで、副作用が起こりやすくなり、無駄な医療費が増えてしまいます。そんなことを未然に防げるのが、かかりつけ薬局です。
2つ目は、かかりつけ薬局をもつことで、自分の体調や検査データを把握してもらうことができます。薬剤師の大事な仕事に薬歴の作成があります。お医者さんでいうところのカルテになります。薬剤師はこの薬歴に患者さんの体調や検査データなどを聞き取り、記載しています。
3つ目は、相談しやすくなるということです。ザイオンス効果という心理学用語があります。一言でいうと、会う回数が増えるほど、親近感がわくということです。かかりつけの薬局をもつことで、そこの薬剤師や事務と薬以外の会話をして、自分を知ってもらうきっかけが増えます。こうなると薬剤師もよりよい提案ができる確率が増えます。
みなさんもぜひ、「きずな薬局」をかかりつけの薬局にしてみませんか。